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恵比寿@ジョエル・ロブション


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ガストロノミー ジョエル・ロブションに行ってきました。

本当は銀座のロオジエに行く予定でしたが

夏休みと言うことで休業だったのでロブションにしたのです。

でもついでに行くというヤッツケではなく世界最高峰とされる有名レストランで

食べてみたい探究心と偶然が重なったのもあります。



行く前に食べログとオフィシャルサイトで内容も確認

事前情報を頭に入れつつ

白のジャケットでちょっとカッコつけてみました。

人間カッコから入るのもいいものです。



恵比寿ガーデンプレス内奥手にある洋館が

その三ツ星レストランだ!


ミーハー根性で写真を撮り

カップルのキスをガン観しつつ門をくぐる



高級店お決まりのドアガールが門を開き

左手すぐのカウンターで受付を済ませる

その前にはロブションのカジュアルバージョン

ラ ターブル ドゥ ジョエル・ロブションがある

おいらは2Fのガストロノミーのほうにすすむ。



王子様になったようならせん状の白い階段を登ると

黒とシャンパンゴールドにつくられた店があらわれる。


着席

平日とお盆休みともあり正直ガラガラであった。

余計なことだが

これで運営成り立つのか?って心配になる・・・・



着席してまもなく

個人的にいけ好かないソムリエが

無機質な言い方で

「まずグラスシャンパンでもお持ちしますか?」

と言う

文章で伝えにくいが

その言い方や振る舞いが

貧乏人扱いを受けたようで

俺の機嫌は

一気に悪くなる。



そして庶民根性が湧いてくるのだ!

「えっそのグラスシャンパンいくらよ」

とか

その言い方されると

「断れないジャン」

いくら高級フレンチっていっても最初ビール飲ませろや・・・・

小心者の俺は

「あっはい じゃ それで」

て言っちまったじゃねーか・・・・

それでそのソムリエが完全に嫌いになってしまった。


シャンパンを飲んでいると

上質なオリーブ・オイルがでてくる

そこにオリジナルのパン(ハード)が出てくる。



そこらあたりでコースをセレクト

平日オンリーの18000円コースにする。

ケッチったわけではないが最上級の36000円のコースだと食べきれない自信があったので

このへんで充分と思ったからだ

おっと金銭麻痺しちゃいけない

18000円も出せば大抵いいのでるでー

三ツ星だってだけで感覚麻痺しちゃ負だよ。




コースを選んだあたりで

ほどよく固さも抜けてくる

じっくりと内装を見渡す

壁にはクリスタル・ガラスが埋め込まれ

中央にもゴージャスにシャンデリアがぶら下がる。

天井の高さもストレスを感じさせない。

テーブルクロスの色も素材も俺好みだ。



さて

料理到着

味については個人の主観があるもので詳しく語る必要は無い。

一言で「旨い」で充分

ただ

三ツ星だけに

期待過多になってしまうのが精神的に残念だ。



凡人の俺もこのときばかりはエセ評論家となってしまう。




俺はフレンチが苦手だ。

短気な正確な上

一皿ずつ出てくるのもなじまず

田舎者ゆえ和食で一気にカッコム!タイプだ!




でもやっと少しだがフレンチの醍醐味がわかった。

日本の家庭料理は

数種類がならびご飯を中心にローテーションで食べる。

そのさい人間の舌は万能で

甘さや辛さをごっちゃにしないよう

舌の各所で分析仕分けをしてくれるので

けして味が混ざらず

ほどよく調和される。

極端な話

ブリ大根とナポリタンを一緒に食べても

別々に味をわけることができる万能機能なのが舌なのだ!

日本人はご飯食べて同時に肉を頬張り漬物を食べる。

口の中に3種類ぐらいぶりこむ!

これが旨い!




フランス料理は

ズバリこれを短縮したものだと思った。

今回で言えば

●トマト 毛蟹と共にミルフィーユ仕立て ベルジュテソースを添えて・・・・

まさにそんな和食の口の中を皿の上でやってしまうわけだ!



あーなるほど

実はフランス料理って効率の食文化なんだと

自論を見出すのであった。



そしてなにより

残さず平らげることの出来る

分量と皿をあけなければという使命感

これがまた文化なのではと

俺はフレンチの歴史をかみ締めるのであった。



うぐぐ・・・・

少し偉そうに語ってしまった。

店の話に戻す




個人的にいけ好かない

ソムリエからワインリストをもらうが

水をもらう

「人間は気持ちの動物」

と親父に教わった。

俺は気分が悪いので

いや気分が乗らないので水にした。

そしたら空気を読んで

そのソムリエはその後

一切 我がテーブルには近寄らなかった。



その後 

そつなく食事はすすむ

他店よりテンポよく次の皿が出てくる。

従業員が豊富なのでテーブルはすばらしくコントロールされる。



最大の見せ場は

実は食後にある。


まさに映画顔負けの

「チャーリーとチョコレート工場」が実体験できてしまうのだ!




何十種類ものせられた御菓子 御菓子 御菓子

宝石箱をひっくり返したような美しさ

すべてロブション氏のこだわりであろう


この御菓子

どれセレクトしてもいいし

食べれるのであればいくらでも食べて良い

コース料金にインクルーズされているので

儲かった気持ちにもなるし

量や品揃えも言うことなし



このパフォーマンスで

俺の機嫌は帳消し

子供帰りして

ガトーショコラをいただく。



料金デイナーで@25000円

安い!


お土産に

B1でケーキを購入して

エキサイティングな食事を終えることが出来た。



そして俺はただでは転ばない

ジョエル氏の仕事を参考にさらに飛躍することは言うまでもない。


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●フランス産フレッシュチーズ 軽いムースにしヴィニラの香るレモンのジュレにのせ
パルメンザチーズのサブレを添え

●トマト 毛蟹と共にミルフィーユ仕立て ベルジュテソースを添えて

●ヴィンデ産フォワグラ プランチャで焼き
ブラックチェリーのジュビレとフレッシュアーモンドをあしらって

●ブレス産ピジョン やさしくポシェしてからロースト
スパイスの香りと、レモン風味のデーツのピュレを添えて

●葡萄 シナモン風味のクリームと共にパイユに詰め
黒糖のグラスと赤ワインソースを添えて

●カフェとミニャルディーズ

by jaguar.takahashi | 2009-08-13 04:04 | グルメ
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