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神楽坂@伊勢藤

今日は神楽坂で飯でもってことで

口コミサイト「食べログ」でいろいろ検索してみた。

イタリアンやフレンチは好まない

とりあえずお金も無いので・・・・・



やっぱ和食で検索


すると

評価も高く店構えのよさそうな店を発見!



その名も「伊勢藤」~いせとう~



で店の営業時間を見ると20:30ラストオーダー

????????

電話で予約をすると

17~18:00までの時間帯でしか予約を受け付けないとのこと・・・・

すごく

こちらの店に期待していたのでタクシーでぶっとばして19:30に到着


石畳の道を歩き店を発見

古民家といったかんじで薄暗く戸がどこだかわかりずらい

手探りで戸までたどりつきはいると

なかも古民家といった感じでかっこいい

中央に6人くらい座れる囲いカウンター

カウンターの中に囲炉裏がある

その周りは畳で茶室といった感じ

で洒落た空間なのに何故か空気だけ重い

アウェイな感じ満載・・・・

歓迎されてるのかされてないのか?わからない状況で

評判のよいと口コミに書いてあったカウンターに座る。



座ると
神楽坂@伊勢藤_a0019032_22582576.jpg

この画像 上のところにある木製のメニュー表にこだわった感のおすすめが書かれている。

座るかどうかの状態のところで

山寺の住職のような風貌の店主に

「うちは日本酒しかおいてないですけど」といわれる

一瞬「えっ」と思うのだが

「郷に行けばごうにしたがえ」と思うので

何食わぬ顔で

「はい わかりました」と言う

ちなみに酒の銘柄も一種類しかない・・・・・

でもよっぽど旨いのかなーと期待もより膨らむではないか・・・




で酒を注文し

この空気の重さは何?と思いつつ

こだわりの居酒屋と思ってタクシーでわざわざ銭かけていったのに

俺の隣のサラリーマンのテーブルには味噌汁が?????????

ん?日本酒に味噌汁?

何故?

でメニューに載ってないし????

で謎のままお絞りをもってたタイミングで

「今日初めてでよくわからないのですが???メニューはこれみてたのめばいいですか?」

と聞いてみた。

すると店員のお姉さんに店主がわってはいるかのように

「まずお通しが5品と味噌汁がくるので それでも足りなかったら注文してくれ」

と言われる。

あーなるほどね・・・・

じゃーお手並み拝見

まずこだわりの日本酒は囲炉裏で温める。

お燗(白鷹と言う酒しかない)

囲炉裏の中央に穴が開いていてそこに備長炭が入っている。

店主は神経質に備長炭を微調整している模様

その脇にまた穴が開いていてそこにお湯が仕込まれている。

そこの熱伝導のよいお燗用のカップを入れて

温まると店主が引き上げる

さらにそのカップを手で神経質に握り締める

念でも吹きこんでるような感じだ!

おそらく熱を手で逃がしてこだわりの温度にしているのだろう

素人ではできない業なのかな?と思う。

ここからがすごい

というか漫画の世界か?てなぐらいで

適温になったかと思うとそのカップから徳利の口めがけて一気に注ぐのです。

すごい集中していて喋りかけようものなら怒られそうです。

はっきりいって恐いです。


で空気はさらにさらに変わらず重たい。

隣の隣にいる一人出来ている若いサラリーマンは一人で熱燗五合は飲んでる。

しかも下をずっとみて黙々とグイグイと飲んでいる。

で漬物をボリボリ音を食べながら食べてるのだけれど

BGMもない重たい空気の中で響きわたるボリボリ

ボリボリ♪

ボリボリ♪

漬物を咀嚼している音もこの重たい空気には笑えてしまう(笑)

で後ろのとがガタガタと音がした・・・

で俺たちが「きっとお客さんが入り口間違えたんだよ」と小声で話すと

店主が一言

「風です」と・・・・


え~~~~


聞き耳たててるのか?

と飲食店にはありえない一言が・・・・

さらに空気が

このころには

えっ もっかして店に期待しすぎたか?

と思い始める





いよいよ

こだわりと思われるお通しがきた。

で普通に5品並んだけど・・・・


この場合

料理や産地・食材の説明ぐらいあってもいいんじゃ・・・・

たださほど見た目もこだわった様子の無いお通しが5品きたという感じ

とりあえず朝から何も食べずにいたのでそれをパクつく




???

んっさほど美味しいって感じではない?

このレベルであれば今時どこでも出す。

え~と思いつつ

周りのお客さんをウォッチング

どの客も重たそうにしている?

ホント謎だ・・・

そのころには

俺も集中力をなくし痛めていた首もさらに痛くなり頚椎までしびれる。

椅子も低くて俺の背丈にはきつい

長居をするな?ということだろうか?

神楽坂@伊勢藤_a0019032_23431737.jpg

この重たい空気の中でやっと撮った画像をみてほしいのだが

このメニューには精進料理しかない

あるいみヘルシーというか

ほんと寺に修行にきたようなメニュー

さぞこだわりだろうと思い

オーダーしてみた

一番右に書かれてるのが一番の自信だと思ったので

一番右の

豆腐を注文した。

ちなみにその隣は納豆・・・

一番左が明太子・・・



なんか聞き耳立ててると思うと下手に喋ることもできず

隣にメールで

ここ早めに出て「レバ刺し」食べに行こうという

さらにぐるなびで検索して次の店も決めた状況


そのころ

豆腐とクサヤがきた。

豆腐は素材にこだわっていて確かに旨い!

もしかして自家製か

甘みもコクもある。


で空気が重い

あ~あ~重い・・背中も疲れてきた・・・・

そのころなんでそこまでこの店疲れるんだと疑問もでてくる



ちなみに従業員の女性はジーパンなのでその格好だけはナンセンス・・・・

俺の個人的な好みで言えば

こんな疲れる店ははじめてだ・・・


で隣の隣のサラリーマンはさらに漬物と酒をおどおどしながら注文

あんまり飲むし食べるってことで店主から

漬物(スグキ)がサービスされる。

その会話も面倒なので書かないが

マジかみあってなくて面白いです。



1時間でくたくたになったころ

やっと気が付いた

ここは日本酒(白鷹)を

いや日本酒だけを飲む店なんだと・・・

それ以外は黙々と飲む

食べ物はこの日本酒を引立たせる飾りだと・・・・


でも味噌汁の意味だけはわからなかった。

しかもこだわってると思い具材を味わいながら食べたが・・・・

ぶっちゃげ大して旨くない・・・・


謎だけど

これで商売成り立つんだからやりかたまんざら間違ってないのだろうと思う

熱燗二合
お通し
豆腐
くさやで5040円

値段は安いね

最後のオチですが



「温度へのこだわりってあるんですか」

とたずねると

「ないことはないけど」

と言われました。

口の利き方と商人の志だけは落としてきてるみたいです。


くったくたで
俺にとっては×ゲームでした。
by jaguar.takahashi | 2009-05-17 00:36 | 食べ歩き
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