深海魚で、ちょっとグロテスクな顔をしているげんげ。生のげんげは全身がゼラチン質でおおわれた、プルプルした魚です。富山では、海側のほうであればスーパーにも生で並んでいますが、少し内陸になると「聞いたことはあるけど、食べたことない!」という感じで、なかなか手に入り難い魚です。一般家庭では、お味噌汁の具にするのがポピュラー。少し食感にクセがある(ビロビロしてる)せいで、苦手な方も多いのですが、これを干物にすると絶品!こう見えて脂のノリかたも半端じゃない。地元の酒飲みには垂涎ものの逸品ですが、干物にしたものは富山でもなかなか手に入り難い代物です。
うちの料理人が朴訥な感じで
「あっ!オーナー前に一夜干しの居酒屋で働いてたんですけどー幻魚(げんげ)って知ってます」
「知らん!」
「なんかー それとにかく油がのってて美味いんですよー」
なにげにその言葉ではじまった今回の新作一夜干し
とにかく見た目はグロイ!
まさにエイリアン
日本酒や焼酎などに。
実はこのげんげ、一昔前は雑魚として打ち捨てられ、「下の下」=「げんげ」と言われていた魚。それが今では高級魚なみに扱われるようになった出世魚(?)なのです。
試しに食べてみた
備長炭でささっと焼きこんで
「この野郎っ」てな感じで頭からかぶり付く!!
旨い~
油ののり具合もいいー
酒の肴に幻魚はいかが
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