たった一つの命を捨てて、生まれ変わった不死身のからだ、鉄の悪魔を叩いて砕く、
キャシャーンがやらねば誰がやる!
子供のころに観たアニメ「キャシャーン」だ!
雷に打たれ異常をきたした公害処理用のロボット"ブライキング・ボス"が、他のロボット達を従え、反乱を起こした。東博士は息子の鉄也を新造人間キャシャーンに改造。キャシャーンはロボット犬・フレンダーを引き連れて、ロボット軍団に立ち向かう…。
子供アニメだけにシンプルに観やすい!
ただ内容はシンプルに戦争・戦い!がテーマだけに残酷で悲しい!
人間だった主人公がキャシャーンになると言うことは
恋人との別れ!
しかも愛犬まで改造されてしまう!
そのアニメ版を映画にしたのが
「CASSHERN」
自宅でTVガイドを見ると「CASSHERN」がTVで放映されるではないか!
タイミングを見逃してみてなかったがやっと観れる!
しかも私の人生に大きく影響を与えた紀里谷和明監督作品
彼が手がけたPV「FINAL DISTANCE」をみて映像を学んだのがきっかけだ!
今の仕事のライティングなどもこのへんがルーツともいえるので業界違いとはいえ
少なからずとも影響はある。。。
さて
私の評価だが★一つってとこかな。。。
「理屈ではなく一つの感覚として残るようなものをつくりたいと思っていました。」
と監督が言うように心にはなんかモヤーと残るが
「人間とは何故戦うのか?」
がテーマのこの映画ズバリ重過ぎる。
そして素人にはわかりずらい表現が多すぎる。
この映画はジョージ・ルーカスのような監督が作ったほうが面白かったと単純に思う!
芸術に走ったわりに何故この映画が評価されなかったんだろう!
おそらく原作をいじりすぎたな。。。と個人的には思う。
名作ってストーリー自体はシンプルなんです。非現実というより現実なんだと思うんです。
「CASSHERN」は紀里谷監督のオリジナル性が強すぎてわかりづらいんです。
そして2時間みるのには耐え難いんです。
もっと言うとやはりPV向きの監督です。
これは大人の映画というより私たち70年代に見せたい映画なのでしょうね!
評価している人に若者が目立つのはアニメ版をリアルタイムに見てないからだと思う。
ヒーローの絶対的な強さ!
スピード感!
シンプル感!
がもっとほしい!
黒澤映画にわかりにくい映画はありません。北野監督も井筒監督も!シンプルなんです。
評価できる部分は彼の得意なCGというより
アナログ的近未来
鉄骨の宇宙船が空をとびかう世の中で
わざと黒電話をつかったりロボットも昔の玩具「ちょう合金」みたいな。。。
この世界はオリジナルの原作に近いのではないだろうか!?
ちなみに一番気に入らないのは
CASSHERNのヘルメット
これがないのが紀里谷監督の個性が出すぎていやだ!
監督には申し訳ないがもー映画はやらないほうがいいですよ!
あなたはPVの巨匠なんですから